世界最大旋盤

当社はこれまで自動車業界、航空機業界、造船業界、建設業界、鉄鋼業界などの主要基幹産業に向けた大型機、専用機のラインナップを揃え、大型旋盤に関しても多くの実績があります。その中で世界最大クラスの超大型旋盤について紹介します。

世界最大旋盤の開発技術

世界最大級となるワーク質量400tを積載・加工可能な超大型ロータ旋盤SLR340×20Mを開発・完成

400tとは
ジャンボジェット(B747)

ジャンボジェット1機分(最大離陸時質量)
(B747-400最大離陸時質量420t)

SLRシリーズの特徴
SLR340X20全体

当社が展開する大型旋盤SLRシリーズは、セパレートベッド4条摺動面、一体構造主軸台、大径主軸ベアリングの採用等を特徴とし、大型の加工機でありながら高い加工精度を確保できるよう、設計製作を行っている。

SLR340×20M主仕様
最大ワーク質量 400t(881,800lb)
最大加工径 3,400mm(133.9”)
最大加工長 20,000mm(787.4”)
主軸回転速度 0.4-80min-1
主軸最大回転力 371,000N-m
主軸出力 500kW
設計開発
主軸台解析モデル

当社では30年前より、FEM解析ツールを導入しており、いわゆる「かん」に頼るのではなく、数値的な裏付けを持って機械の設計開発を行っている。
また、完成した機械に対して様々なテストを行ってデータを蓄積することで、FEM解析の精度を高めている。

本機の開発では、400tという質量を受ける主軸及び主軸台等の設計をFEM解析に基づき行った。特に主軸台については、応力・変位解析に基づいてリブ配置を行うことで、加工精度確保に必要な剛性を持った構造体としている。

部品加工
主軸台加工

大型部品は門型5面加工機(HF8M)で加工し、3次元測定機(MM3500)で測定することで、単体精度を確保している。

ただ、本機の主軸台では実際に使用する姿勢と加工時の姿勢が異なり、かつ自重により数10μmの変位がある為、単純に加工したのでは実際に使用する姿勢での精度確保が出来ないことがわかった。その為、変位解析を行い、その結果を元に補正、加工して必要な精度確保を可能とした。

大型5面加工機
テーブル作業面の大きさ:4,000×13,000mm
主軸端からテーブル上面までの距離:4,885mm
テーブル最大積載質量:120,000kg
3次元測定器
各軸移動量(X×Y×Z):12,000×3,500×2,000mm
組立
社内組立

当社の工場は恒温化されており、その中で部品加工から組立までを行うことで、精度管理・精度確保を確実にしている。

これにより、温度変化に敏感な大径ベアリングも精度良く組み込むことが可能である。

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